英会話、話し方、楽器、デッサン。何かを習おうとすると、多くの場合「グループレッスン」と「マンツーマン(個人レッスン)」のどちらかを選ぶことになります。
どちらが優れているということはなく、目的・分野・性格・予算によって向き不向きが変わります。この記事では、両者の違いを整理し、自分に合う選び方を紹介します。
グループレッスンとマンツーマンの違い
まずは、主な違いを表で比べてみます。ここでのグループは、受講者が2〜8名程度の少人数クラスを想定しています。
| 比べる点 | 少人数のグループレッスン | マンツーマン |
|---|---|---|
| 1人あたりの料金 | マンツーマンより抑えやすい | 高くなりやすい |
| 進め方 | クラス共通のカリキュラムが中心 | 自分の目的・ペースに合わせやすい |
| 質問のしやすさ | 少人数なら質問しやすい。ほかの人の質問からも学べる | いつでも質問できる |
| 練習量・発言量 | 全員で時間を分け合う | 時間のほとんどを自分の練習に使える |
| 刺激・仲間 | ほかの参加者の考えや上達ぶりが刺激になる | 講師との関係が中心 |
| 日程の柔軟さ | 開講日が決まっていることが多い | 相談して決められることが多い |
| 続けやすさ | 仲間の存在が続ける理由になる | 予定を合わせやすく、休みにくい関係ができる |
大人数のグループ(10名以上)になると、質問のしやすさや一人ひとりへのフィードバックは減りやすくなります。「グループ」と一口に言っても、人数によって中身がかなり違う点には注意が必要です。少人数で学ぶことの良さは、少人数で学ぶと、何が変わる?で詳しく紹介しています。
マンツーマンが向いている人
- 試験や本番の発表など、期限のある具体的な目標がある
- 苦手な部分がはっきりしていて、そこだけを集中して見てほしい
- 仕事の予定が不規則で、日程を相談して決めたい
- ほかの人がいると緊張して、質問や練習がしにくい
マンツーマンは、時間のほとんどを自分のために使えるのが最大の利点です。そのぶん、ほかの人の考えや質問から学ぶ機会はありません。
少人数のグループが向いている人
- 何から学べばよいか分からず、決まったカリキュラムに沿って進めたい
- ほかの人の質問や発表からも学びたい
- 同じ興味を持つ人と知り合いたい
- ひとりだと続かないので、仲間がいるほうが続けやすい
- 費用を抑えつつ、講師から直接フィードバックをもらいたい
少人数のグループは、マンツーマンの「直接見てもらえる」良さと、グループの「仲間から学べる」良さの中間にあります。
分野ごとの考え方
同じ人でも、分野によって合う形式が変わることがあります。目安として、次のように考えてみてください。
| 分野 | グループが活きる場面 | マンツーマンが活きる場面 |
|---|---|---|
| 話し方・プレゼン | 聞き手がいる状態で練習し、複数の人から感想をもらえる | 本番の原稿に合わせて細かく直したい |
| 語学の会話 | いろいろな相手と話す練習になる、ほかの人の表現から学べる | 話す時間をできるだけ長く取りたい、試験対策をしたい |
| 文章・創作 | 作品を読み合い、読み手の反応を知れる | 長い原稿を丁寧に添削してほしい |
| デッサン・料理などの実技 | 講師の実演を一緒に見て、手を動かしながら質問できる | 自分の手元を常に見てほしい |
| 読書会・勉強会 | 対話そのものが学びになる | (形式として向きにくい) |
| キャリアの相談 | 立場の違う人の考えを聞ける | 個人的な事情を踏まえて相談したい |
読書会や事例を持ち寄る勉強会のように、ほかの人との対話が中心の分野は、グループならではの学びが大きくなります。
両方を組み合わせるという選び方
どちらか一方に決めなくても大丈夫です。たとえば、次のような組み合わせ方があります。
- ふだんは少人数のグループで続け、試験や発表の前だけマンツーマンで仕上げる
- 最初はマンツーマンで基礎を固め、慣れてきたらグループで実践する
- 基礎知識は本や動画で学び、練習とフィードバックだけを少人数のクラスで受ける
学ぶ目的や段階が変われば、合う形式も変わります。最初に選んだ形式にこだわりすぎず、見直していくのがおすすめです。
申し込む前に確認したいこと
確認しておきたい5つのこと
- 受講者は何名までか(グループの場合は最大人数、講師は何名か)
- 1回の時間配分(講義・練習・質問の時間がそれぞれどのくらいか)
- レベル差への対応(初心者と経験者が混ざるときの進め方)
- 料金の単位(1回あたり・コース総額・月額のどれか)
- お試しの方法(単発の講座や体験の回があるか)
料金は、マンツーマンとグループで1回あたりの金額だけを比べると、グループのほうが安く見えることが多いはずです。ただし、1回のうち自分の練習に使える時間や、ほかの人から学べることまで含めると、どちらがお得かは人によって変わります。
まとめ
- マンツーマンは「自分のための時間」、少人数のグループは「仲間から学べる時間」が強み
- グループの中身は人数で大きく変わる。少人数なら質問やフィードバックの機会も確保しやすい
- 分野によって向く形式が違う。対話が中心の分野はグループが活きる
- 目的や段階に合わせて、組み合わせたり切り替えたりするのが現実的
naraotto の講座は、受講者の定員が1〜8名の範囲で講座ごとに決まっています。人数・形式・講座の長さを比べながら、自分に合う講座を探してみてください。