同じ本を読んだ人どうしで感想を語り合う読書会。ひとりで読むだけでは気づけなかった見方に出会えるのが魅力です。
一方で、「うまく話せるか不安」「何を話せばいいか分からない」と、参加をためらっている人もいるのではないでしょうか。この記事では、はじめて読書会に参加する前に知っておきたいことを紹介します。
読書会には、いくつかの形がある
ひとくちに読書会といっても、進め方はさまざまです。
| 形式 | 進め方 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 課題本型 | 全員が同じ本を読んできて、感想を話し合う | 一冊を深く読みたい |
| 紹介型 | それぞれが好きな本を持ち寄り、紹介し合う | いろいろな本に出会いたい |
| 輪読型 | 少しずつ読み進め、毎回その範囲について話す | 難しい本や古典をじっくり読みたい |
| その場で読む型 | 会の中で短い文章を読み、そのまま話す | 事前に読む時間が取りにくい |
はじめてなら、事前に読む負担が小さい形式や、短めの本を扱う会から始めると参加しやすくなります。
参加する前の準備
- 印象に残った箇所に、印をつけておく:付箋やメモで十分です
- 一言の感想を用意しておく:「好き」「よく分からなかった」でもかまいません
- 気になった問いを一つ持っていく:「なぜこの登場人物はこうしたのか」
- 会のルールを確認する:ネタバレの扱い、話す順番、時間配分など
「よく分からなかった」も立派な感想
読書会では、分からなかったところを話すと、ほかの人の読み方を聞けるきっかけになります。正解を言う場ではないので、分からなかったことも、そのまま持っていきましょう。
当日の話し方
- まず、どこが印象に残ったかから話す:具体的な箇所を示すと、ほかの人も話に入りやすい
- 理由を一言そえる:「〜だから、この場面が好きだった」
- 自分の経験と結びつけてもいい:本の内容が自分の生活とどうつながったか
- 長く話しすぎない:全員が話せるよう、時間を意識する
当日の聞き方
読書会は、聞くことにも大きな価値があります。
- 自分と違う感想が出ても、否定せずに「なぜそう感じたのか」を聞いてみる
- 気になった意見には、「もう少し聞かせてください」と声をかける
- 自分の感想が変わったら、それを素直に伝える
ほかの人の読み方を聞くうちに、同じ本がまったく違う本に見えてくることがあります。これが読書会のいちばんの楽しさです。
オンラインと対面の違い
| 比べる点 | オンライン | 対面 |
|---|---|---|
| 参加のしやすさ | 移動がなく、遠くの会にも参加できる | 開催場所に行ける範囲の会に限られる |
| 話しやすさ | 発言が重なりにくいよう、順番を決めることが多い | 表情や相づちが伝わり、自然に会話が広がりやすい |
| 雰囲気 | 自宅でリラックスして参加できる | 本を手に、同じ場所で語り合う一体感がある |
対話が中心の読書会は、オンラインでも十分に成り立ちます。どちらが合うかは、オンライン講座と対面講座、どう選ぶ?も参考にしてください。
自分に合う読書会の選び方
- 人数:全員が話せる人数か。少人数の会は、一人ひとりの話をじっくり聞ける
- 扱う本:ジャンルや長さが、自分の読みたいものに合っているか
- 進行役:話を回したり、話が広がるよう問いかけたりする人がいるか
- 頻度:単発か、月に1〜2回の継続型か
- 雰囲気:初参加の人を歓迎しているか
まとめ
- 読書会には、課題本型・紹介型・輪読型など、いくつかの形がある
- 印象に残った箇所と、一言の感想、一つの問いを持っていけば十分
- 話すことと同じくらい、聞くことに価値がある
- 少人数の会なら、全員が話し、一人ひとりの感想をじっくり聞ける
続けて参加するなら、回数制コースと月謝制、続けやすいのはどっち?も参考にしてください。