月に何回かのペースで、終わりを決めずに続ける継続型(月謝制)の講座。受講者にとっては学びが習慣になり、講師にとっては毎月の参加人数の見通しが立てやすい講座の形です。
少人数の継続型講座では、同じメンバーが長く通うことで、受講者どうしが仲間になっていきます。この記事では、継続型の講座を続けてもらうための工夫を紹介します。
継続型の講座の良さ
- 受講者:決まったペースで通えるので、忙しくても学びが途切れにくい
- 講師:毎月の参加人数が見えるので、準備や収入の見通しが立つ
- 場:同じメンバーで続けるので、講評や質問がしやすい雰囲気が育つ
少人数講座は1回に複数の受講者が参加するため、継続型にすると、月の受講料の合計も安定しやすくなります。
毎月の流れをつくる
継続型の講座は、毎回の内容がばらばらだと、受講者が成長を感じにくくなります。月ごとのテーマを決めておくと、続ける楽しみが生まれます。
| 月 | テーマの例(読書会) | テーマの例(デッサン) |
|---|---|---|
| 1か月目 | 短編を読む | 単純な形(箱・円柱) |
| 2か月目 | エッセイを読む | 光と影 |
| 3か月目 | 長編を分けて読む | 身近なものの組み合わせ |
3か月ほどで一区切りにし、区切りごとに振り返りの回を入れると、受講者が自分の変化に気づきやすくなります。
続けてもらうための工夫
- 小さな成果を見える形に残す:作品の記録、発表の動画(了承を得て)など
- 新しい人が入りやすくする:区切りの月から参加できるようにする
- 受講者の声を内容に生かす:やってみたいテーマを聞いて、翌月に取り入れる
- 休んでも戻りやすくする:要点をまとめた資料を全員に配る
「続けてもらう」は、引き止めることではない
受講者の生活は変わるものです。退会しやすく、また戻ってきやすい講座のほうが、結果として長く通ってもらえます。引き止めるより、戻りやすい形を用意しましょう。
月額料金の考え方
月額料金は、月の回数 × 1回あたりの料金を基準に考えます。
| 月の回数 | 1回あたり3,000円の場合の月額 |
|---|---|
| 月2回 | 6,000円 |
| 月4回 | 12,000円 |
※ 数値は説明のための例です。
1回あたりを単発講座より少し手頃にすると、続けて通うことのお得さが伝わります。少人数講座では、1人あたりを手頃にしても、参加人数が積み重なることで月の受講料の合計を確保しやすくなります。料金の決め方は少人数講座の料金の決め方で紹介しています。
休会・退会・振替の決まりを先に示す
継続型の講座では、次のことを申し込みの前に分かるように示しておきます。
- 休んだ回の振替があるか
- 休会できるか、その手続き
- 退会の締め切り(翌月分の扱い)
決まりが先に分かっていると、受講者は安心して申し込めますし、講師もトラブルを避けられます。
まとめ
- 継続型は、受講者には習慣に、講師には見通しの立つ講座になる
- 月ごとのテーマと、区切りの振り返りで成長を感じてもらう
- 戻りやすく、新しい人も入りやすい形にする
- 月額は「回数 × 1回あたり」を基準にし、休会・退会の決まりを先に示す